2020年5月18日月曜日

 緊急事態宣言が解除されるとなると、やはりライブハウスも復活して欲しいね。
 そこで考えたのだが、マスクとフェイスシールドと防護服をバンドTみたいにグッズとして売り出すというのはどうだろうか。かっこいいロゴやイラストやメッセージを入れて、ライブはみんなそれを着て、フルアーマーでモッシュするというのはどうだろうか。暑いけどそこは我慢しよう。
 ラーメン屋の場合は一蘭のスタイルが標準になるのかな。

   公園へお散歩カーの道長く
 木枯し寒いレッカー作業

 それでは「応仁元年夏心敬独吟山何百韻」の続き。

 七十一句目。

   舟呼ばふ也春の朝泙
 面白き海の干がたを遅くきて    心敬

 孟浩然の「春眠暁を覚えず」という詩句もあるように、春というと朝寝坊。干潟もすっかり明るくなった時にやって来て、それから舟遊びする舟を呼ぶ。
 七十二句目。

   面白き海の干がたを遅くきて
 月の入りぬる跡はしられず     心敬

 海の干潟は遠くまで見回せるが、月の沈んだ場所に行くことはできない。それは虹の橋のたもとに行くことができないようなものだ。
 七十三句目。

   月の入りぬる跡はしられず
 くらきより闇を思ふ秋のよに    心敬

 「くらきより闇(くらき)を」と読む。
 前句を真如の月とし、月がすぐに沈んでしまう朔日頃の月だと、夜は無明の闇になる。
 七十四句目。

   くらきより闇を思ふ秋のよに
 霧ふる野里雲の山里        心敬

 闇を月が無いからではなく霧や雲で曇っているためとする。平地は霧で山地は雲。

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