月は雲がかかってかすかにしか見えてないが、明日の朝は半影月食があるのかな。
役人の小遣いじゃ援交は無理
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それでは「応仁二年冬心敬等何人百韻」の続き。
三裏。
六十五句目。
はてもかなしき天つ乙女子
面影の月にそひしも跡なくて 満助
天女に月というとかぐや姫。永遠の命を持つかぐや姫は月に帰って行き、残された人間は悲しみにくれる。それでもたとえはかない命でも人は力強く生きてゆく。
六十六句目。
面影の月にそひしも跡なくて
人だのめなる小簾の秋風 修茂
秋風が簾を揺らすことで、時折月が見えるが、月にあの人の面影を重ねてみても風が止めば簾が閉まり見えなくなる。「人だのめ」というか風まかせというか。
六十七句目。
人だのめなる小簾の秋風
下紅葉誰に分けよと見えつらん 宗祇
秋風にめくれた簾から見えるのは月ではなく紅葉の下のほうの葉で、この下葉を掻き分けて誰がやってくるわけでもないのに、妙な期待を抱かせてしまう。
六十八句目。
下紅葉誰に分けよと見えつらん
くるれば帰る山ぞはるけき 覚阿
誰も分け入らぬ下紅葉を夜の山とする。暮れてしまえば山は真っ暗で来る人もいない。
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