東京のコロナの新たな感染者は二十七人。四十人越えが二日続いた後だと少ないと感じてしまう。
北朝鮮の攻勢はトランプ公認なのかな。
アマビエ巻八十五句目。
査察があると通路片付け
古めかしいエレベーターは故障中
それでは「寛正七年心敬等何人百韻」の続き。
二表。
二十三句目。
さもうかるらん稲葉もる人
雲なびく遠の山本風寒えて 紹永
「うかるらん」に「山本風」は、
うかりける人を初瀬の山おろしよ
はげしかれとは祈らぬものを
源俊頼朝臣(千載集)
の縁か。
二十四句目。
雲なびく遠の山本風寒えて
夕べにかはる冬の日の影 宗祇
これは、
見渡せば山もとかすむ水無瀬川
夕べは秋となに思ひけむ
後鳥羽院(新古今集)
であろう。春を冬に変え、弱々しい冬の日ざしが夕暮れてゆく様も秋に劣らず物悲しい。
後の水無瀬三吟の発句、
雪ながら山もと霞む夕べかな 宗祇
の前段階ともいえよう。
秋もなを浅きは雪の夕べかな 心敬
もこのあと心敬が東国で詠むことになる。
宗祇の句はこの頃は目立たなかったかもしれないが、何気に時代の先を行っている。「冬の日」の語は芭蕉七部集のタイトルの一つにもなる。
二十五句目。
夕べにかはる冬の日の影
猶急げ又や時雨れん野辺の道 元用
冬の日が夕べになるとやってくるのは時雨。時雨が降る前に、野辺の道を急いで早く屋根のある所に行こう。
二十六句目。
猶急げ又や時雨れん野辺の道
旅は袖ほすひまぞ稀なる 量阿
時雨に濡れたくないのは、旅の途中は濡れた着物を干す隙がないからだ。
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