今日は旧暦三月二十四日で、ようやく良い天気になった。春ももう終わりが近い。
そんな中、小石川植物園へ行った。ここは隠れたツツジの名所と言っても良い。日本庭園の綺麗に刈り込まれたツツジも良いし、自然のままに枝を伸ばしたツツジも良い。
あと、ハンカチノキという珍しい花が咲いていた。
平成が終った後、令和はどういう時代になるのか。
基本的には覇権主義の時代、「一つの世界」の時代は戻ってこないと思うし、そう願いたい。
トランプ大統領がたとえ次の選挙で落選して民主党政権になったとしても、ふたたびアメリカが世界の警察に返り咲くのはもう難しいと思う。
元はといえば日本の真珠湾攻撃で第二次大戦に参戦せざるを得なくなった時から、アメリカの運命は狂ってしまった。戦後そのまま東西冷戦の西側のリーダーに祭り上げられ、冷戦崩壊で世界の警察になってしまったが、昔のモンロー主義の頃に戻りたいのではないかと思う。
中国の一帯一路もこれまでのような強引なやり方は無理で、グローバル経済の枠組みの中に納まってゆくと思う。中国が世界の強国の一角を占めるのは間違いないが、市場の信頼を失えば経済は行き詰まる。そこで妥協を余儀なくされることになる。
EUも東西冷戦に対する第三の極という意義は既に失われている。これからも離脱や独立の動きは収まらないだろう。
韓国と北朝鮮は、何とか世界の風向きが変わってくれることを願うかもしれないが、韓国の社会主義独裁体制化は経済の後退という大きな代償を払うことになるし、北朝鮮も現体制にこだわり続ければ永久に発展の道は閉ざされる。
そして日本の場合、野党の動きとは関係なく安部政権はどのみち終るし、それに政権が変わってもほとんど何も変わらないのがこの国の特徴でもある。誰が首相になっても野党はやれ独裁者だの侵略戦争を起こすと言って騒ぐだろうし、国会ではスキャンダルの追及に専念することだろう。
世界は緩やかに「極」を失い、多元化に向う。ただ、どんなに世界が多極的になっても科学と経済だけは共通言語だ。
文化的にはグローバルスタンダードは次第に意味を失ってゆく。ファッションも流行も各国で独自の流れが平行して作られてゆくようになる。その中で、互いにネットを通じて他の文化の刺激を受けながら、より細分化されたロングテール市場を発展させてゆくと思う。
その細分化の中で、障害者やLGBTやその他の様々なマイノリティーが居場所を見つけてゆけばいいと思う。
多元主義の時代の中で、多神教の風土で育った日本の大衆文化がますます発展し、世界に影響を与えていければなと思う。
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