いやあーー、言うまいと思ってもやはり暑い。
まあとにかく、少しずつ「破風口に」の巻を続けよう。と言っても残りわずかだが。
二裏
三十一句目
わすれぬ旅の数珠と脇指
山伏山平地 素堂
前句の「数珠と脇指」から贋山伏と見たか。山伏なのに平地に居るというのは、丘サーファーのようなものか。
三十二句目
山伏山平地
門番門小天 素堂
これは対句になっている。「山伏は山を平地とし、門番は門を小天とす」となると、何か有難いことを言っているように聞こえる。
山伏から見れば山は普通の人の平地のようなもので、門番は門が世界の全てだということか。
三十三句目
門番門小天
鶺鴒窺水鉢 芭蕉
門番にとって門が世界であるように、水に棲む鶺鴒も籠の中では小さな水鉢が世界になる、ということか。
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