今年もあと今日と明日のみとなって、一年の仕事も終わり、思えばあっという間の一年だった。
行き行きて脇道もなし年の坂 不角 『伊達衣』
本当に時間というのは止まってはくれない。年の坂は下り坂なんだろうな。ただ死に向かって転がり落ちてゆくだけなのか。
くれて行年漕戻せ渡し守 近正 『皮籠摺(かはごずれ)』
色々悔いを残して、もう一度時間を戻してくれる渡し守がいたらいいのにって、気持ちはよくわかる。
晦日やはや来年に気がうつる 路通 『桃舐集(ものねぶりしふ)』
まあ、くよくよしてもしょうがない。また来年って、まだ一日あるか。
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