梅雨は明けてないが連日晴れて暑い日が続く。
惟然『二葉集』の句はこういうときにはとにかくストレートだ。
あついのはこれこれみんなこれみんな 之白
「これこれこれ」と来て俳号にまで「之」がついている。
兎に角に寝ずばなるまい暑哉 其風
まあ、眠れないなら起きていればいい、と行きたいところだが、明日の仕事を思うとそうも行かない。
此暑さ瀬戸物棚に立寄らん 一指
陶器は確かに触るとひんやりしている。
涼風の陰嚢(ふぐり)ふり出す昼寝じゃよ 正興
惟然と両吟半歌仙を巻いた正興さんも、こんなシモネタを披露する。
まあ、七月から下半期。横浜エフエムだと香港映画の巨匠に因んでシモハンキンポーとかいって、この季節はシモの話をしようというネタがあったが。
まあ、いずれにせよ他愛もない句だ。時にはこういう他愛のないネタでもいいかな。
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