今日は渋沢丘陵を通って震生湖まで散歩した。
皇帝のダリア寝ぼけた朝の色
海見よとパンパスグラス背伸びする
薄紅葉今日も工事の震生湖
それでは「甲戌紀行」の続き。
其角ら一行は雲名橋から天竜川を下る。
山から平野部に出るあたりに今も二俣という地名がある。二俣川が天竜川に合流する。
二股川
打つ櫂に鱸はねたり淵の色 其角
椎河脇の御社は今の椎ヶ脇神社と思われる。川の脇にある。この辺りまで来ると淵も深くなり、スズキもいたのだろう。
二俣の対岸は鹿島という地名になっている。遠州鉄道の西鹿島駅がある。ここで陸に上がって浜松へ向かったのだろう。今も笠井街道という名の道がある。
9月9日の朝、三島で重陽を迎えて其角等御一行は由比まで行き、9月10日に清見潟から宇津の山を越え岡部宿まで行き、そして11日に小夜の中山を越えて掛川に至り、12日に秋葉山下社の宿坊に泊まり、13日朝に上社に参拝して山を下り、浜松で十三夜を迎える。

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