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| AI俳画 |
「甲戌紀行」の続き。
9月13日の朝、其角ら一行は秋葉神社上社へと向かう。
合羽着て鹿にすがるや秋葉道 晋子
この場合の合羽は防寒着とも思われるが、別に雨が降っていたとしてもおかしくない。ここまでの旅が駕籠によるものだったら、雨もそんなに関係なかったかもしれないが、山路を歩くとなれば雨具は必要だし、山の中だから霧に巻かれて、実際に道端に出て来ていた鹿を辿るように上社まで行ったのかもしれない。
参拝を終えると、元来た道を引き返すのではなく天竜川の方へ降り、浜松へと向かう。今の天竜スーパー林道の方の道で、雲名橋へ降り、ここから船で下ったのではないかと思われる。
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