鈴呂屋俳話
2025年11月11日火曜日
AI俳画
「甲戌紀行」の続き。
三島旅中佳節
門酒や馬屋のわきの菊を折る 其角
「隨縁紀行」では前書きは「三嶋にて旅行の重陽を」だった。
9月6日に旅立ち、通常の日程だとその日は戸塚まで行き、7日に小田原、8日に箱根を越えて三島に着き、9月9日の重陽の朝を迎えることになる。ここまでは順調だったということだ。ちなみにこの日芭蕉は奈良にいて、この日暗(くらがり)峠を越えて大阪に入る。
出発時に宿屋の主人から重陽の菊酒を振舞われたのだろう。それもその場で菊を折ってというのが、なかなか粋だ。
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