鈴呂屋俳話
2025年12月3日水曜日
AI俳画
それでは「甲戌紀行」の続き。
僧ワキのしづかに向ふすすき哉 晋子
謡曲「井筒」のワキは「これハ諸國一見の僧にて候」と言って登場する。在原寺は天理市のホームページによると、
「天文23年(1554)三条西公条の『吉野詣記』には在原寺の記事が見え、延宝9年(1681)刊の『和州旧跡幽考』にも記され、江戸時代は寺領わずかに五石であったが、明治維新ごろまで本堂、庫裡、楼門などがあり、昔は、在原千軒と称せられたほど人家が建ち並んでいたという。」
とある。寺はかなり荒れていて、薄が茂ってたのだろう。
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