2025年9月6日土曜日

 中国人は古代から不老不死への並々ならぬ情熱を持っていた。
 秦の始皇帝は不老不死の仙薬を求め、その命で徐福に東方海上の三神山を目指し、一説には日本にたどり着いたという。
 唐の時代でも怪しげな仙薬が貴族の間に出回り、ヒ素で却って命を落とすものも多く、運よく臨死体験から生還した者は神仙卿の伝説を広めた。
 今もまたこの夢を追う者が、歴代皇帝のなしえなかった野望を臓器移植に託す。

 不老不死の夢黒塚の秋思哉

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